鉄道がある風景  

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   Page Start 2009.2.11 最終更新日【2011.2.9】  

「The Westlander」
 ウェストランダー号(ブリスベン~チャールビル)

DATA
Queensland Rail
Brisbane-Charleville 777.06km
The Westlander



QLD South RailMAP (ARM)
ウェストランダー号は州都ブリスベンから西へ内陸の町、トゥウンバ(Toowoomba)を経てチャールビル(Charleville)までを結ぶ長距離列車です。

運転はDL+客車の編成で、週2日運行されています。客車はQRの長距離列車で使われるステンレス車体のものが使われており、旅客数に合わせて車両の増減を行います。

運行距離が777kmもあり、1日がかりで運行されます。列車は内陸への物資輸送にも使われており、荷物車が数量連結されています。

内陸都市への足は比較的大きな町であれば飛行機のフライト設定がありますが、もともと人口希薄の地域であり、鉄道が走るところももっぱらバスが主たる公共交通機関となっています。

ウェストランダーも旅客の大半は列車の旅を楽しむ観光客利用がメインですが、都市間移動に利用する人もちらほら存在します。ただ列車は路盤状況からあまりスピードを出せず、内陸へ行くほどノロノロ運転となります。

この列車の歴史は古く、路線開業の1888年から運行されています。かつてはチャールビルから先、分岐するクイルピー(Quilpie)とカナマラ(Cunnamulla)まで列車を分割して運行されてましたが、1994年にチャールビル止まりとなり、クイルピー、カナラマ行きは廃止されました。

沿線風景ですが、イプスウィッチ(Ipswich)まではQRのシティレール区間で複線電化の線路を走ります。イプスウィッチを過ぎるといきなり田舎の風景に変わります。畑や林の中をレールが走ります。

奥へ行くほど周りの樹木が減っていきます。やがて赤茶けたオージーらしい風景へと変わっていきます。沿線周辺には炭鉱や鉱山がいくつかあり、石炭列車とのすれ違いも結構あります。

途中駅では荷卸も行われ、内陸へ向け列車は進んでいきます。町があると駅があるという感じで景色を見ているだけでも人口希薄域だなあとわかります。

やがて終点チャールビルに到着。お客さんが降りた後車内整備を行い、再びブリスベン行きとして折り返します。

今回はイプスウィッチ以西には立ち入れませんでしたので、いつか追加取材・・としたいですね。写真もごくわずかです。




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「鉄道がある風景」/RailScape
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