鉄道がある風景  

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   Page Start 2011.1.20 最終更新日【2011.1.20】  

Transwa - The Australind
トランスワ「オーストラリンド」号

DATA
Transwa -The Australind

路線
Perth-Bunbury


Transwa Australind

西オーストラリアレールマップ

西オーストラリア州の長距離旅客を担当するトランスワが運行する「オーストラリンド号」は州都パースから南の中核都市バンベリー(Bunbury)を結ぶ急行列車です。急行といってもこの区間を全走する列車はこのオーストラリンド号だけで1日2往復の運転です。午前の往復、午後の往復で1編成が2往復する運用です。

運行は朝バンバリーを6:00に出発。2時間半かけてパースに到着します。列車はそのまま折り返しとなり9:30に出発、正午にバンベリーに到着です。午後便は2:45発にて5時過ぎにパース到着。6時前に折り返し夜8時半にバンベリーへ戻ります。

車両は3両編成が基本で2動力車+1両で運転されます。予備車両を2両持っているため、車検での運休は基本ありません。使われるステンレスベースの専用気動車は、運行開始が1987年と20年以上が経ったため、2007年に再整備されリニューアルいたしました。

それに合わせ塗色も紫ベースから白ベースに変更となっています。自動車との競争を意識してか、かなりのスピードで走行、途中駅での早発は結構あるので注意が必要です。案内にも駅には出発の15分前に来てほしい と但し書きがあります。


沿線風景

オーストラリンド号のパース駅発着ホームは跨線下の薄暗い隅っこにあります。パースを出るとトランスパース アーマダール(Armadale)線と共用となります。複線電化の都市交通を走るローカル急行という感じでしょうか。

アーマダール駅を過ぎると急に廃線のような貧弱な線路になります。アーマダールから貨物線が分岐するマンディジョン・ジャンクション(Mundijong Junction)までは日常オーストラリンド号だけしか走りませんのでこんなもんでいいのでしょう。

マンディジョン・ジャンクションからは貨物列車の本数が増える関係から路盤もしっかりしたものへ、各町々には交換設備が置かれています。

ピンジャラ(Pinjarra)は久々の町。分岐する路線は鉱山への引き込み線とドウェリンガップ(Dwellingup)へ続く保存鉄道の「ホッサム・バレー観光鉄道(Hotham Valley Tourist Railway )」の路線。SL車庫はピンジャラ駅構内にあり、ドウェリンガップ行きはここピンジャラで仕立てます。

ピンジャラを出ると大きな起伏なく、東側に低い山、西側に牧場を見ての風景が続きます。なんとなく風景が日本の田舎の雰囲気があり、不思議な感じがします。また地名の大半がXXXupと、なんとかアップという名前ばかりで面白いです。

ハーベイ(Harvey)まで来るとバンバリーまでもう少し。次の停車駅ブランスウィック・ジャンクション(Brunswick Junction)は鉱山線との分岐駅で貨物列車の離合も頻繁に行われています。

ブランスウィックを過ぎると多くに工業地帯が見えてきます。終点バンベリーまでにも貨物線がいくつか分岐。ダウンタウンに入ってきたら終点バンバリー到着です。平日・土曜には中心地と駅を結ぶ無料シャトルバスが運行されています。


撮影ポイント

都市部以外は開けたところがすぐに見つかるので思い思いのところで撮影に興じてください。マンディジョン・ジャンクション~ブランスウィック・ジャンクションまでは結構貨物列車が走っていますので、1日粘ればいろんな写真を撮ることができます。





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