鉄道がある風景  

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   Page Start 2011.1.27 最終更新日【2011.1.27】  

Transwa - Prospector & Avon Link / Merredin Link
トランスワ「プロスペクター号・エイボンリンク/メレディンリンク号」

DATA
Transwa -Prospector & Avon Link / Merredin Link

路線
Prospector
 East Perth-Kalgoorlie
Merredin Link
 East Perth-Merredin
Avon Link
 Midland-Northam


Transwa Prospector

西オーストラリアレールマップ

長距離輸送担当のトランスワのパース西部をカバーする旅客鉄道はイースト・パース(East Perth)から東部鉱山の町のカルグーリー(Kalgoorlie)を結びます。

それぞれ行き先によって「プロスペクター(Prospector)号」「エイボンリンク(AvonLink)」「メレディンリンク(MerredinLink)」と3タイプの列車が走ります。1435mmの軌道を走るため、1067mmトランスパース線内には入れず、これら列車は3線軌条となるイースト・パースから以東を走ります。

以前はパースからカルグーリーまで1067mm軌間を使った夜行客車「ウェストランド号」が運行されてましたが、1971年に1435mm対応のDC初代プロスペクターの運転がスタート。これにより昼行運行が可能となり、所要8時間での運転が可能となりました。現在のプロスペクターは2代目で初代車両であるWCA/WCE900系は2005年にすべて引退しました。

イースト・パースとカルグーリーを結ぶプロスペクターは、黄色のラインから―の3両編成のステンレス車両が使われます。かなりの長距離を走るため、転換式リクライニングの2+2のゆったりシートが使われ、カフェコーナーも設けられています。2代目は2004年に導入され、時速200km/h対応の設計がされています。軌道の関係上現在は最高160km/h運転にとどまってますが初代車両と比べ格段にアップグレードしています。

XXリンクと呼ばれる列車はグリーンのラインカラーの2両編成で、プロスペクターと外観はそっくりで、性能的にも同じです。ただ内装はまったく違い、パース近郊都市と州都を結ぶコミュータトレインという性格上、2+3のセミクロスシートとなっており着席数重視の作りとなっています。2005年夏に旧型車両から置き換えられ、利用者が増えました。

XXリンクは2タイプあり、平日朝夕のラッシュ時にトランスパース終点のミッドランド(Midland)とノーサム(Northam)を結ぶエイボンリンク(AvonLink)とイースト・パースとメレディンを結ぶメレディンリンク(MerredinLink)があります。

エイボンリンクはミッドランドでトランスパースに接続。ちなみに列車名の「エイボン」は途中通るエイボン・バレーから名前を取っています。メレディンリンクはエイボンリンクの合間運用で使われ、現在は週3日の運転となっています。


旅メモ

カルグーリーなど遠くの町を訪れる以外、基本メジャーな観光とは縁のない路線です。運転時刻や運転日も曜日によってまちまちなので、もし乗るとしたら事前の下調べはしっかりとしておきましょう。





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