鉄道がある風景

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Page Start 2006.1.23 最終更新日【2015.2.18】
「山頂纜車」 (Peak Trum)
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解説
金鐘にある香港公園脇の山頂纜車總站からヴィクトリア・ピーク(柯士甸山)山上を結ぶケーブルカーは、香港観光の定番所の夜景展望台への重要なアクセスです。日中も世界各地から訪れる観光客で混雑し、夜は観光客と地元のカップルでごった返します。もともとこのケーブルカーは外人向けの住宅街とふもとを結ぶ目的でつくられました。起点の山頂纜車總站(山麓駅)は観光拠点としてはこじんまりした駅で、土産物屋が同居するよくある光景です。ここへは観光客向けの中環スターフェリー乗り場から出るバス系統15Cでいくのが便利です。15Cバスは観光客で混雑するので地下鉄や電車の金鐘付近から歩きでも可能です。乗車の際は、白加道駅あたりまで登ってくると進行方向右手に香港の街が広がりますので、座席を進行方向右手に陣取るのがお勧めです。

路線は途中に4つの駅があり、ちょうど梅道~白加道の路線中間付近(感覚的には少し山側にずれている)で交換設備があります。基本的にお客さんはほとんどが山頂へ向かうお客さんなので、途中駅での下車は運転手に事前に言っておかないと通過されてしまいます(停車駅がランプで表示される)。ふもと側から堅尼地道駅、麥當勞道駅と続きます。このあたりは住宅街の中の駅とあって乗降客がちらほらいます。住宅街といえどもこのあたりですでにかなりの傾斜になります。次の梅道駅を出ると住宅が途絶え山の中に入っていきます。列車交換をし、右手眼下に香港の町並みが見えてきたら白加道駅。駅舎はしっかりしてますがまわりには何もありませんが、ここから山頂まで線路に平行して歩道が作られておりハイカーがたまに乗り降りします。

山頂の山頂總站は立派なつくりで食べ物屋やみやげ物屋が一体化した大きな建物となってます。ここにマダムタッソーの蝋人形の館もあります(あんまり面白くない)。建物向かいにも食べ物屋やおみやげ物屋が軒を連ねます。夕食をここで食べるのもお勧めです。ここからの眺めはすばらしく南北両方に景色が楽しめます。特に香港島北側の夜景は圧巻で、眼下に広がる光の海は必見です。

なお、ケーブル終点からさらに山頂までバスで上がることができます。ただ、山頂まで行く場合は麓からバスに乗ったほうがいいでしょう。また、山頂を周回する道路で山頂總站から10分ほど歩いたところの景色がもっともよいと言われています。ただし夜になるとまわりは真っ暗なのでいかれる場合は昼に一度下見したほうがいいでしょう。基本的には山頂總站の建物からの眺めでも十分です。


撮影ポイント

定番は終点1つ前の白加道駅付近から広角レンズで香港の街を絡めての撮影。逆行になるので撮影には工夫が必要です。梅道駅をオーバークロスする道路から登ってくるシーン、降りてくるシーンが撮れます。


旅のお勧めガイド

できれば日中と夜景と両方味わったほうがいいでしょう。またとなりのブロック中環にヒルサイド・エスカレーターという800mほども続くエスカレーターがありますのでそちらもいってみてはいかがでしょうか。ラッシュ時にあわせ朝10:00までは下り運転、以降夜10時までは上り運転となります。


「鉄道がある風景」/RailScape
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