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Page Start 2011.10.13 最終更新日【2015.3.8】
東武動物公園「太陽の恵み鉄道~パークライン」
DATA
東武動物公園「太陽の恵み鉄道」
東ゲート駅~リバティーランド駅~ハートフルランド駅 1.0km

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東武動物公園公式サイト
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解説
東武動物公園は東武伊勢崎線東武動物公園駅西に位置する遊園地、動物園、プールが一体となったテーマパークで、東武グループによって経営されています。開業は1981年と割と新しく、東武鉄道創立80周年記念事業としてオープンしました。

この公園には2つの遊戯鉄道が走ります。大型の運行設備の「太陽の恵み鉄道~パークライン~」、2012年に新しくオープンしたハートフルファームを走る「ホルンさんのファーム鉄道」です。かつてハートフルランドにあったお子様向けライドものの「ミニSL」は2012年6月末を持って運転終了となりました。(かつての姿はこちらで紹介)

(以下太陽の恵み鉄道を紹介。「ホルンさんのファーム鉄道」はこちら

公園は東西に長く伸び、東側が遊園地、西側が動物園となっています。結構大きい公園なので園内交通手段として「アニ丸ぶ~ぶ」という動物のイラストやオブジェをまとったシャトルバスと紹介する「太陽の恵み鉄道~パークライン~」が運行されています。

パークラインは東武駅側の東ゲートから公園中央付近になるハートフルランドまで、1kmの距離を走ります。列車は2列車が同時に動く運転ダイヤとなっており、途中リバティーランド駅で離合します。各駅間の所要時間は5分、列車交換でリバティランド駅で5分程度の停車があります。

この鉄道の特徴は終点駅での転車台を使っての機関車入換でしょうか。機関車は常に進行方向につけるため、通常手のかからないループ構造にするのですが、ここはターンテーブルを使ってわざわざ機回しをします。

ターンテーブルもめずらしい2線式で、本線側から入ってくるりと回ると側線へ。これで向きが変わり、本線へ渡ってバックで先頭車両へ連結して入換が終了となります。

広大な敷地なのでループ線でも十分なのですが、こうした操作にこだわるのは親会社が鉄道会社だったからなのでしょうか。子供たちは作業を見るのが楽しそうで、1つのショーとしての意味もあるのでしょう。

また途中列車交換があることから、きちんとした時刻表を基に運行されています。信号機も備わり、一般鉄道と変わらない仕様です。

機関車は2台、SL風貌のオレンジベースの「サンシャイン号」、黄色ベースの「サンフラワー号」で、テンダー部分はなく運転士は機関室に乗り込んで操作します。朝日テック製のバッテリーカーで、610mmゲージが使われています。バッテリーは機関車胴体部分に乗せられていると思われます。

充電は両終点駅に集電レールがあり、停車中に充電をする方法を取っています。結構な距離を走るので、バッテリー負荷は結構あると思われ、割とこまめにバッテリー交換もしているのでしょう。機関車はロッド式ですが、客車7両満員での牽引もあると思われ、3軸で粘着力を稼いでいます。

使われる客車は屋根付きセミオープン車両のクロスシートで、アメリカのチャンス製車両だからでしょうか、シートピッチに余裕を持たせているため、ベビーカーも乗せることも可能です。雨除けのビニールがついているので雨天でも運転可能です。


沿線風景

東ゲート駅はその名の通り、東ゲートを入ってすぐにある駅。動物園側や遊園地側の奥へ移動するのに便利です。フリーパスなら乗車は自由なので移動手段としても好都合。

駅は1面1線のシンプルな構造で、ターンテーブルが備え付けられています。到着する列車は到着後すぐに機回しを行い、機関車の付替えをします。機回し中はホームに入れず、乗車するには入換が終わるまで待たなければなりません。

東ゲートを出ると右手に広がる「白鳥の池」を眺めて進みます。池向こうに見える遊園地施設がこれからの楽しみを予感させます。

右手にカーブを切って観覧車付近にくると中間駅のリバティーランド駅。遊戯施設が集まる中心駅です。ここで列車交換を行い、乗降扱いもするため少し停車します。

リバティーランドを出ると左にカーブを切り鉄橋を渡ります。渡ると右へカーブを切ってハートフルランドまで直線で走ります。

このあたりは遊園地の真っ只中を走り、ザ・遊園地の雰囲気を味わえます。終点ハートフルランドはお子様向け遊戯施設が集まるハートフルランド最寄駅。動物園へはここからさらに西を目指します。

もう1つの遊戯鉄道「ホルンさんのファーム鉄道」はここハートフルランドに隣接するハートフルファーム内を走ります。


撮影ポイント

好きなところで撮ってくださいってとこでしょうか。両端駅は転車台があるので必須ですかね。ギャラリーをご参考にしてください。


「鉄道がある風景」/RailScape
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