日本製紙(株)伏木工場専用線/鉄道がある風景-懐かしの鉄路
 
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Page Start 2008.8.15 最終更新日【2014.9.12】
「日本製紙(株)伏木工場」専用線
DATA
日本製紙(株)伏木工場専用線
JR氷見線伏木-日本製紙(株)伏木工場

最終運行日
2008年9月26日

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解説
日本製紙伏見工場専用線は、JR氷見線伏木駅から南に伸びる専用線で、伏木駅の貨物ヤードから工場まで約1.5kmを結んでいました。工場が氷見線沿いに建っていたため、線路は氷見線に平行して敷かれていました。

荷主の伏木工場が2008年9月末にて閉鎖となり、同じく伏木駅での貨物扱いも廃止され専用線も廃止となりました。

もともとは専用線途中にある東亞合成の荷も扱っていて、線路上に東亞合成のタンクに横付けする側線がありましたが、新しくできた高岡貨物駅に荷物が集約され晩年は使われていませんでした。

この専用線の特徴は、D351という日車製のDLが伏木駅構内の入換から専用線での運搬も一手に引き受けていたこと。このあたりの港を仕切っている伏木海陸運送のグループ会社である高岡鉄道産業(株)がその業務を行っており、朝9時から夕方4時過ぎまで休憩挟んで結構活発に動きました。土曜日も朝夕とも運転されていました。

構造も少し変わった形となっており、伏木駅の東側に行き止まりタイプのヤードがあって、ヤードは駅から独立した構造になっていました。また、工場までの線路はこのヤードから伸びる形になっており、本線上での入換業務が発生しない構造でした。

なお、D351は廃止後、富士の製紙工場へ再就職を果たし現在も活躍中です。


入換風景

ここでの入換業務は、まず、朝9時くらいからJRの貨物列車が到着するまで朝イチの場内入換が始まります。基本は前日のやり残しを行うような形で、入換るものがなければヤードにかかる陸橋の下にDLを移動させるだけで終わり。朝にヤード北西隅にある車庫のシャッターが開いてない場合はウヤの可能性大でした。

その後、10時過ぎにJR機が到着、すぐに切り離され入換が始まります。入換はすべてD351が行い、JR機は休憩。入換中にJR機は持っていく貨車の頭につけられ、その脇ではしばらくD351の入換が続きます。

10:51、JR機が発車、その後しばらくしてD351が単機で工場までコンテナ貨車を取りに行きます。

工場入り口には不自然に貨車が留置されており、これをDLが連結してヤードへ戻ります。

実はこれ、日本製紙伏木工場内での入換はさらに別の工場内専用のDLがいて、場内入換を行っているのでした。外にはまったく出てきませんが工場入り口付近がDLの定位置らしく、伏木海陸運の社紋の入ったDLが並行する道路から簡単に覗けました。

工場内での入換は朝8時半~10時半くらいに行われ、前日朝と午後到着の荷物を場内に牽引・入換、午後と翌日朝出発の荷物を工場出入り口に固める運用をしていました。

工場から押し出された貨車たちが出入り口付近に留置され、これを別の専用機がもっていくという、なぜかちょっと面倒なことをやっていました。

貨車を引いてヤードに戻ってきたらいったんお昼休みとなります。

次に動くのは午後の便が到着するとき。午前と同じ入換を行い、JR機が持っていく編成を仕立てます。JR機が行った後、再び単機で工場へ行き、午前中と同じく工場出口付近に留置された貨車を持っていきます。

その後、今度は空コンテナが載った貨車をプッシュする形で工場へ持って行きます。工場入り口前にて貨車を切り離し、今度は単機で戻ってきます。切り離された貨車は翌朝までそのまま放置されます。

単機で戻ってきた後は多少ヤード内での入換が残っていれば入換を行い、終われば運転終了で、だいたい16時半にはすべて終わっていました。

なお、この伏木駅の小矢部川対岸にある高岡貨物駅の場内入換も同じく高岡鉄道産業が担当し、D351と同型のD352が活躍していましたが、2014年春にD352の運用は終了してしまいました。


「鉄道がある風景」/RailScape
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