北陸鉄道 石川線 鶴来~加賀一の宮/ 鉄道がある風景 懐かしの鉄路
 
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Page Start 2011.11.10 最終更新日【2012.12.16】
北陸鉄道石川線 鶴来~加賀一の宮(いしかわせん つるぎ~かがいちのみや)
DATA
北陸鉄道石川線
石川県白山市
鶴来~加賀一の宮 2.1Km

最終営業日
2009年10月31日


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解説
北陸鉄道石川線は金沢市内と鶴来町を結ぶ地方鉄道で、JR西金沢駅と石川線新西金沢駅が鉄道乗換駅となっています。起点の野町駅前には金沢市内行きのバスが連絡し、バスと鉄道の一体運営が図られています。

廃止となった同線鶴来~加賀一の宮は、現在終点である鶴来駅からさらに南進し、手取川扇状地根元の一宮地区まで伸びていました。

鶴来駅は車庫も兼ねたやや大きな駅で、ちゃんとした駅舎もあり、石川線で一番駅らしい駅です。ここから加賀一の宮までは2駅の2.1kmとわずかな距離でしたが、急カーブが勾配の関係でかなりのノロノロ運転を強いられていました。

鶴来駅を出るといきなりRのきついカーブが現れます。これは鶴来~中鶴来の区間が旧能美線と一部供用していたため、能美線線路が手取川鉄橋を渡るためのリーチを鶴来駅出たところから設けていた名残です。

次の中鶴来は旧能美線から分岐のための、もう1つの大カーブを曲がりきったところにありました。コンクリート1本横たわった味気ない無人駅で、鶴来の町はずれの住宅街って感じのところにありました。

ここから加賀一の宮までも少し勾配を登る関係で引き続きゆっくりと進みます。農業用水と手取川の間を進むのですが、途中から桜並木が加賀一の宮駅まで続き、春はいい景色となっていました。

終点の加賀一の宮駅は木造の立派な風格の駅舎がある駅で、路線とは不釣り合いなくらいしっかりした駅舎でした。駅前の集落は小さく、ホームも1面の無人駅でした。

晩年の鶴来~加賀一の宮の乗車はかなり少なかったと思われます。晩年は30分ヘッドのダイヤのうち1時間に1本が加賀一の宮行きとなる運行ダイヤを組んでましたが日中は空気輸送状態でした。 かつての旧型電車。当時まだあった準急は小さなサボをつけてました。

1990年夏の旧型電車置き換え時のときからこの区間の廃止議論がありましたが、経営状況が年々苦しくなる中、やっぱり収益が最も悪いこの区間を廃止することになったのでしょう。2009年までもったほうが不思議なくらいです。

なお、加賀一の宮から先、かつては白山下までの路線を持ってました。加賀一の宮以南は金名線と呼ばれ、鉄道敷設時には名古屋まで伸ばす意味を込めてそう名付けられましたが、夢はかなわず、1984年12月に橋梁橋脚の劣化で運行が止まってから、バス代行となり、1987年4月付で廃止となっています。今もところどころに遺構が残ります。

また起点駅は野町駅より金沢よりにあった白菊町までを結んでいましたが、この区間は1972年に廃止されています。鶴来駅からは前述の通り、JR北陸本線寺井駅までを結ぶ能美線も走っていました。こちらは1980年9月に廃止となっています。かつては一大勢力を誇った北陸鉄道も、石川線と浅野川線だけとなり、うち石川線は旅客減から廃止の噂もちらほら出てきました。


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