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Page Start 1998.2.16 最終更新日【2008.4.18】
「小坂精錬」  (こさかせいれん)
DATA
・大館−小坂 22.3km
・1994年9月30日旅客輸送廃止(貨物は2008年3月から運転休止)

・駅数 10 :大館、岱野、東岱野、雪沢温泉、新沢、深沢、茂内、篭谷、古館、小坂
(現在、大館、茂内、小坂)

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解説
小坂精錬は奥羽本線大館駅から小坂まで伸びる貨物専用鉄道です。もともと旅客輸送も行う地方鉄道でしたが、乗客の減少で採算が悪化、合理化のため旅客輸送を廃止し、貨物輸送に特化した経営となりました。荷は小坂精錬所で作られる硫酸が主体でしたが、2008年3月から精錬所の工程変更により硫酸が算出されなくなり貨物輸送を休止、このまま廃止される公算が強くなりました。

小坂精錬は、もともと同和鉱業小坂鉄道部として運営され、1991年7月に廃止された同和鉱業片上鉄道とは兄弟関係でした。 1989年に同和鉱業から小坂鉱山が経営分離し、鉄道経営もこの新会社小坂精錬に譲渡されました。同和鉱業時代には、大館からの支線、花岡線(大館−花岡、4.8km)がありましたが、1985年4月に廃止されています。

花岡線があった頃は、旅客列車は花岡から小坂までの直通で運転を行っていました。大館駅がスイッチバックの駅の役割となって方向を変えて行き来してました。花岡線廃止後、小坂線も合理化が進み、改正ごとに列車が減っていきました。末期の車内は鉱山関係者とポツポツの乗客のみで、空気を運んでいる状態でした。

旅客車両は、自社発注のキハ2100系が使われ、概ね単行運転されていました。この車両は空気ばね台車の優れもので、冬の乗り心地を考慮されたものでした。旅客廃止後2両が弘南鉄道黒石線(現廃止)へ譲渡されました。

思い出
ここへの訪問は大学4年の卒業直前で、学生最後の鉄道旅行として訪れました。

3月とはいえ、すごく寒い日で、小雪ちらつく線路沿いを撮り歩きました。なかなか撮影にいいロケーションで、できたらもう一度・・・・・・と思いつつ、仕事に追いかけられそのままとなってしまい最後の撮り収めはできずじまいです。


「鉄道がある風景」/RailScape
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