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Page Start 2011.5.17 最終更新日【2014.9.12】
専用線「南松本」専用スイッチャー&DE10時代
 ジャパンオイルネットワーク松本油槽所&日本OT松本油槽所専用線
DATA
南松本油槽所群
長野県松本市

南松本~油槽所ヤード 約1.3km

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解説
専用線「南松本」は内陸一大貨物ターミナルの南松本駅から南へ伸びる専用線で、今は石油各社の松本油槽所群へ伸びる1本だけが現役です。かつてあったセメント扱いは廃止となり、村井油槽所が廃止となった今、中信地方の車扱はここ松本油槽所群向けのみとなります。

2013年3月ダイヤ改正にて、これまでのヤード・側線入換の専用スイッチャー使用が廃止。JR側が受け渡しで使っていたDE10をそのまま入換に充当して効率化してしまいました。さらに2014年10月にDE10がHD300に置き換えられ、大きく風景が変わりました。

かつての入換はJR貨物子会社が担当しスイッチャーはDD453という45tの少し大きめの凸型DLが使われ、カラーリングはクリームと茶色のツートンカラーという懐かしい配色でした。西上田で使われていたDLの凸型が予備機として戻ってきてましたが、スイッチャー廃止後広島のJR工場へ再就職しています。DD453は処分されるのか伏木にいってしまいました。

専用線ヤードには南側のジャパンオイルネットワーク(旧:JOT)松本油槽所と西側のコスモ系、日本OT松本油槽所の2か所の荷受設備があります。JONはJR線に平行して一番南端に、コスモは南端でスイッチバックして西側へ伸びるその先にあります。




かつての入換風景(2011.1現在)

入換パターンですが、南松本のヤードから松本油槽所へ伸びる側線は8~9時くらいから1~2時間ヘッドで満車を引き込み、単機戻り、単機出発、空車牽引を繰り返します。今もスイッチャーがHD300に変わっただけで同じようなパターンだと思われますが今は側線への入換もJR機がやってしまうので以前のパターンとは少し変わってしまいました。

ヤード内入換は(たぶん・・)JR機が積載タキを南松本駅から持ってくる、その少し前のタイミングでスタートとなってたと思います。まず、西側スイッチバック線での空タキの引き出しを行います。これは荷受線の関係で、満タキを押し込むため先に空車を移動させるためと思われます。

JR機が到着してJR機が単機で一旦南松本へ戻ると、南端側線を利用してスイッチバック空車を束ねて待機側線へ押し込みます。続いて到着貨車をスイッチバック線へ分割して押し込み、スイッチバック線の入換は終了。

引き続き南端の平田側荷受線の入れ替えを開始。貨車の入れ替えが終わると空車の送り込み編成を整え、1時間後に取りに来るJR単機が南松本へ持って帰ります。基本このパターンの繰り返しで、それぞれの荷受線での需要を受けてバージョンの変形で組み合わせが変わるようでした。


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