専用線「西上田」 / 鉄道がある風景
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Page Start 2011.1.22 最終更新日【2016.4.21】
専用線「西上田」 日本オイルターミナル上田営業所
DATA
日本オイルターミナル上田営業所
長野県上田市

最終日
 2011年3月26日

西上田~油槽所 0.0km

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解説
ここ、西上田の専用線は長野県上田市のしなの鉄道西上田駅に隣接した日本オイルターミナル(JOT)とつながる、側線部分が専用線になったところでした。構内側線というような感じで、へろへろ感を味わうには物足りませんが、入換機(スイッチャー)に興味がある方には受けがよかったところです。

もともと西上田にはJOTの他にセメント、モービル石油の荷受がありましたが、どちらも撤退。石油施設は撤去され西上田駅南口ロータリーとして整備されました。セメント荷受は貨物扱いはなくなりましたが施設はそのまま残って現役です。

最後まで残ったJOTの石油扱いも、低燃費、オール電化の流れで以前ほどの需要が減り、2つ隣の坂城に機能を集約。2011年3月26日の作業を持って今回の廃止となりました。合わせて坂城~西上田の貨物列車も廃止となっています。現在施設跡はソーラー発電所に変わりかつての雰囲気はなくなりましたが一部構内にレールが残っており、かつて痕跡が少しだけ残っています。


かつての入換風景

西上田に発着する貨物は遠く川崎からやってきていました。平日運転で定期列車が1日1往復、臨時で2往復の設定があり、繁忙期となる冬季には土曜日の運転も行われていたようです。ただ臨時列車の内1本は運行されておらず、基本は1~2往復/平日の運転でした。(定期列車830頃到着と臨時列車1300前到着) 西上田駅はロジ担当の事務所も兼ねてました。木造の渋い駅舎です。

入換は貨物列車到着後と出発前1時間くらいに行われます。荷捌は川崎から来た石油類を隣接するJOTのタンクへ移送、空になったタキ車を再び川崎へ返すという流れになります。

川崎から到着した貨物列車は一旦中線(2番線)へ進入します。834着の定期列車の場合、901発の下り普通列車発車まで停車しました。普通列車をやり過ごしたあと、上り線へ一旦進入。上田方にある踏切あたりまで進んだ後、下り線をまたいで駅南側にあるヤードまで一気にバックで押し込みます。

一方入換機は貨物到着前後に車庫代わりに使っているかつてのセメント荷受場から出場。ヤードと反対の坂城方へちょっぴり出て待機となります。

JR機によって押し込まれた編成は先には入換機が待機してる側線へ進入・停止。ELが切り離され荷受線横にある小さな側線へ退避すると専用機が編成お尻について貨車を荷受線へ押し込んでいきます。 シンプルな荷受線。

ここの荷受線は2線あり、6両まで対応できます。冬場は長い編成となるため、分割しての荷受線押し込みとなります。最初に全編成を北側荷受線へ。6両目で切り離し一旦ヤード方へ戻った後、残りをもう一方の荷受線へ押し込みます。

荷受線へ入れ終わると防爆対策なのでしょうか、貨車とDLをすぐに切り離しエンジンを切ります。ELは退避側線からヤード側へ移動し、その後石油の抜き取り作業が始まります。この一連の流れを約15分くらいでさばいてしまいます。

空になったタキ車の入換は貨物発車時刻の1時間ほど前からスタート。さきほどと逆の動きで専用機がタキを集めて編成を組み、そのまま側線に残して車庫へ移動します。そのあと、ELが頭につながれ列車が発車となります。午後の臨時貨物も同じ手順で入換が行われます。

入換機は2両ありましたが、通常使われているのは家のあるほうのL型タイプDB257。凸型のDB251は荷受線奥の定位置で休んでいることが多く、もともと南松本(専用線側)の予備機でした。JR貨物の子会社が運営管理を行っており、塗装もクリームに薄茶という、森林鉄道風のカラーリングで専用線らしい雰囲気でした。

ちなみに役目を終えた2両のDLは南松本専用線へ戻り、再び予備機となりましたが、257は広島へ再就職。251は那珂川清流鉄道(保存)にいるようです。




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