専用線:高岡貨物(中越パルプ)専用スイッチャー時代/鉄道がある風景-懐かしの風景
 
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Page Start 2011.9.29 最終更新日【2014.9.12】
専用線「高岡貨物/中越パルプ」専用スイッチャー時代
(中越パルプ高岡工場(能町)専用線)
DATA
中越パルプ高岡工場(能町)
富山県高岡市

高岡貨物専用船分岐点~工場
約0.2km

最終運行日:2014年3月?

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解説
JR新湊線高岡貨物駅から中越パルプ工業高岡工場(能町)に専用線が伸びています。専用線の分岐点は貨物駅から能町方向に戻った貨物駅と万葉線高架橋との間に分岐点があり、そこから南北に線路が伸びています。北側へ伸びる路線は荻布倉庫へ、南側へ伸びる路線は中越パルプへ伸びています。

中越パルプ高岡工場は、ここ能町と二塚の2工場合わせて「高岡工場」と名乗っています。かつては能町工場と呼ばれてましたが組織変更で高岡工場(能町)と名乗るようになりました。ここ能町で作られる紙は上質紙が中心で、二塚工場の新聞・印刷用紙と棲み分けしています。

工場自身はスイッチャーを持たず、入換業務は前述の荻布倉庫か高岡貨物駅入換業務にあたっている高岡鉄道産業が行っていました。かつてはスイッチャーは荻布の協三20?t機と高岡鉄道産業のD352が使われ、同時に並ぶシーンも見られましたが、高岡産業側の入換業務をJR機が行うこととなり、2014年春のダイヤ改正で専用のスイッチャーは廃止されてしまいました。

荷役線は屋外コンテナ積み出しに1本、倉庫内に1本の2本のみで、新湊線から無理に引っ張り込んで作ったという感じの路線です。ここの引き込み線は1989年敷設と比較的新しく、敷地の関係から今のつくりになったのでしょう。

ヤードの余裕度からか、コキは最大6両までとなっており、量に応じて4両だったり5両だったりしました。入換も需要に応じて、1日1回だったり2回だったりと読めないところでした。今は当時より減便してしまったと聞いてます。とうとうここにも秋風が吹いてきたようでいつまで専用線が残るのか・・って具合になってます。


#連動する現役「荻布倉庫専用線」はこちら、懐かしの「高岡貨物駅専用スイッチャー時代」はこちら


入換風景(2011年当時)

かつての中越パルプの入換は平日は2回、朝イチと昼前後に、土曜日は朝イチ入換なしの昼前後の1回だけと推測していました。工場内は荷役線が2本ありますが、コンテナ積み込みの出荷なので、基本は屋外線の1線だけを使った1編成だけを出し入れします。

朝イチ入換は7:40~7:50くらいでしょうか。高岡鉄道産業スイッチャー「D352」がそのまま専用線に入ってきて前日に積み込みが終わった留置コキを引っ張り出し、能町からの貨物列車が到着する前に片付ける作業をしていました。(高岡貨物駅スイッチャー車庫オープンが7:30~7:40)

スイッチャーが連結後、係員がコキの状況を目視でチェック。5~10分ほどで駅へ向けて引き出していきます。分岐点あたりに踏み切り操作ボタンがあり、ボタンを押して遮断機をおろし、最後尾に添乗した係員が本線にコキが全部移ってからポイントを元に戻します。続いて係員がまた乗り込んで駅へ引き込んでいきます。一連の作業はかなり手際いいのですが、朝の通勤時間と重なって踏切は一瞬大渋滞になります。

その後高岡貨物駅で入換が行われ(専用線「高岡貨物」をご参照)JR機が到着後、今度は中越パルプへのコキ押し込みが行われます。

8:40頃でしょうか、コキ編成は引き出しの逆の手順で工場への押し込みます。推進運転で先頭にポイント操作の係員が添乗。分岐点手前で一旦停車後、ポイント操作が終わったら工場専用線へ押し込んでいきます。押し込みが進まないとスイッチャーが踏切にかかるため開かずの踏切になります。

通常朝イチ押し込みは、コキが工場場内まで押し込まれず、入り口手前で放置されます。これはこの後出てくる荻布スイッチャーが場内へ押し込むためです。なぜ工場目前のところでわざわざ放置しておくのかルールがわかりませんが、コキ放置後10分後くらい(であったり待ち伏せてたり、かなり適当)に荻布が出てきます。今もこのルールは変わらない模様。

D352はコキ放置が終わるとすぐに単機で高岡貨物駅へ戻ってしまいます。荻布スイッチャーも単に放置されたコキを工場へ押し込んだらあっという間に荻布倉庫の車庫に戻ってしまいます。朝イチの工場入換はこれで終了となります。今は朝イチ入換は廃止になったとのことです。

昼前後の入換は引き出し押し込みとも荻布とD352のコラボ。荻布がコンテナを積み込んだコキを引っ張りだしD352にバトンタッチ。D352はそれを高岡貨物駅へ運んで入換・・なんてことをやってました。午後発車の列車を仕立てて1クールが終了します。

続いて高岡からの貨物列車が到着。朝イチと同じく、到着後貨物駅からD352がコキを専用線に押し込んで単機で帰還。その後荻布が出てきて工場内までコキを押し込んで入換が終了します。

土曜日はちょっと変則的なダイヤのようで、昼前後の運転がもう少しずれるようでした。中越パルプ専用線が一望できる国道415号線氷見線・新湊線跨線橋の歩道から、返コキへのコンテナ積み込み状況で運行時間を推定するしかありません。少なくとも昼のJR貨物到着以降のコンテナ積み込み作業完了~14:00までには高岡貨物駅へ持っていくと思われす。

土曜日の空コキの押し込みはある場合とない場合があって、土曜の午後積み込みがなければ月曜朝イチの引き取りはないのでしょうね。また、別の情報では11時台は貨物駅からのコキの押し込みというケースもあるようで、なかなか読めないところもあります。絶対押さえたいということでしたら時間がある程度決まっている平日訪問がベストでした。

ここは荷役線1本、本線の貨物列車往来を考えると、当時の中越パルプ入換の基本形は・・・

①朝イチ貨物の前の引取り&到着後押し込み ②11時高岡方面発車後~14時台午後便発車までのお昼の時間帯での引取り&押し込み

ってことだったのでしょうか。17時台~夜発着の編成はD352を使った入換を行わないため、中越パルプへの押し込みや引き出しはないものと思われ、場内ルールは朝イチ引き出しは前日午後にコンテナ積み込み、昼前後引き出しは午前積み込み ってルールだったのかな。


「鉄道がある風景」/RailScape
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